2010-02-25 (Thu)

ブラウザタイプのiPhoneアプリについて

はてブiPhoneアプリでログインしてはいけない を読んで。

もしかしたら開発者じゃない人には UIWebView の事ってあんまり知られてないんじゃないかなあと思ったので書いてみます。

PCとかのソフトでもそうなんでしょうけど、野良ブラウザアプリを使ってる場合は、いま見てるページが本物かどうかを見分ける方法は無いです。

iPhoneアプリの中には URL を入力してウェブページを表示するいわゆるブラウザアプリが多くありますが、ブラウザアプリに限らず、ウェブページを表示する場合は UIWebView というUIコンポーネントを利用してまして、Safari と同じような表示が簡単に出来ます。この UIWebView には単にHTMLページを表示するだけの機能しかなく、表示中のページの URL を画面に表示する機能は存在しません。

なもんで、アプリ内にアドレスバーっぽいものが出てても、それが本当に正しいのかを知る方法がありません。もちろん鍵マークなんて出ません。つまり、野良ブラウザアプリを使って銀行のサイトにログインしようとしたら、偽サイトに繋がってましたって事が、普通に起こります。この辺、実際は単にアプリ提供ベンダーの信頼性の話なもんで、ウェブアクセスに限った話じゃないんですけどね。

はてなブックマークのアプリのようにアクセス先の URL が表示されないのはそれ以前の問題で、当該アプリの利用者を狙って第三者が攻撃することが考えられるので、開発者においては自分の信頼性とは別にアドレスバーは作っておいた方が良いですよ。

まあ iPhoneのサファリ自体もイマイチなもんで SSL の発行者情報とか確認出来ない…ですよね? EV-SSL には対応してるらしくて、そっちは表示されるけど、なんだかなあって思う。

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2010-01-27 (Wed)

青空キンドルの利用回数が1万回を越えました

国際版 KindleDX の登場でますます盛り上がる Kindle 界。私も青空文庫の書籍を Kindle2 の方で読みやすい PDF に変換する 青空キンドル なんてものを作りましたが、こいつの変換回数が1万回を越えましたので、ちょっとデータをまとめてみます。(2010.01.27 08:26現在)

  • ログ取得開始: 2009.12.02 15:24
  • ログ取得期間: 57日
  • 変換回数: 10150回
  • 一日平均: 178回/日
  • 変換された作品の種類: 2507冊

IPアドレスベースですが、利用者数とか。

  • 利用者数推定: 1399人
  • 平均変換回数: 7.25回/人

この中で、1回しか使ってないよって人が483人いるので除いてみた。

  • 利用者数推定: 916人
  • 平均変換回数: 10.55回/人

でもって、人気ランキング。変換トップ10です。

夏目漱石人気ありすぎワロタ。青空文庫が公開している アクセスランキング2009年版 なんかと見比べてみるのもおもしろい。青空文庫の中でも屈指の長編である「我輩は猫である」がトップにきてるが、ダウンロードした人はほんと最後まで読んだのか、Kindle で日本語長文を読むのはいけてるのか、実際に読みきった人の意見が聞いてみたいですね。私は短篇をいくつか読んだくらいです。

青空文庫は8000冊以上登録されてるんですが、その中の2500冊もの作品が変換されてるってのもなかなか幅広くて、利用者層も色々なのかなとか想像しますが、わかんないけど。

でもって、変換回数の日別グラフも作ってみました。

gabaの青空キンドル

最初にデカいピークがきてますが、kengo さんが紹介してくれた*1影響です。これがあったから、急ピッチで完成させたってのがありますが。他にもいろんな所で紹介してもらったりとかあるんですが、あまり大きな変化はなく、ほそぼそと使われてる感じです。

古典しかない青空文庫&Kindleと言う割とマイナーだと思われるデバイスでこんだけ利用されてるってのも、電子書籍の需要は結構なもんなんじゃないかなーと思うんですよ。先日は日本語の漫画が登場して大いに盛り上がりました*2。日本の出版社ものんびりしてると乗り遅れるので、ぜひ頑張ってもらいたいものです。

自分はこんな事してないで、早く DX で見やすく対応させろって感じですね。あと文字サイズ変更もね。やりたい。頑張ります。とか、のんびりしてるうちに、公式で日本語対応+もっと便利な変換サービスが出たりしてね。

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2009-12-28 (Mon)

青空文庫の作品を Kindle で読みやすいように変換するサービスを作りました

青空文庫 にある zip ファイルの URL を入れて変換ボタンを押すだけで、Kindle2 で表示するのに最適な PDF ファイルが出来上がります。

なんでこれを作ったのかと言いますと、Kindle のファームウェア2.3から素の PDF がそのまま読めるようになり、フォントを埋め込めば日本語も表示できると知って「ヘェー」なんて思ったいたら、どうやったら日本語が簡単に読めるかを頑張って調べる人が出てきたりして、そんな中で てふてふ君 っていう青空文庫のテキストを PDF に変換するサイトを知ったりして、Mac だと Preview.app 使えばフォントの埋め込みも簡単*1だとか言う話も出てきたりしたけど、Windows の人は色々苦労されてるようで、調べてみたらてふてふ君で変換してるやり方は全部公開されてる*2ようなんですが、TeX とか使い方わかんないしーって感じで、だったら全部ひっくるめてウェブサーバ側でやっちゃえばメチャメチャ便利じゃね?って思ったのがキッカケです。

いまは 青P っていう JAVA のソフトウェアを使えば、自分で組版を調整した PDF ファイルが作れるようなので、自分でいじりたい人はこっちがおすすめ。先にこれが出てたら青空キンドルは出てなかったかもしれませんね。

Kindle を買うのなんて、一部のガジェット好きや洋書読みの人ばっかりで大して買ってる人もいねーだろとか思ってましたけど、青空キンドルの反響は予想外にスゴくて、WIRED VISION でも取り上げられたり*3、みんな便利便利言ってくれててとても嬉しいです。

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2009-12-03 (Thu)

開発した iPhone アプリがアップルの CM に出る事になりました

いや〜、ここ一年ほどは SkyBook ていう電子書籍リーダとか諸々の開発にいそしんでるわけで、もともとやってたウェブ系の事は全然ついてってない感じで浦島状態ですが、iPhone 開発の方では結構色々な経験をさせてもらう事ができました。

そんな中でも、アップルの CM に出させてもらえる事になるなんて、全く想像していなかったので本当にうれしい栄誉です。ただいま絶賛放映中なので、ぜひ見てください!

やっぱモノを作ってるわけだから、他人からの評価ってのはとても気にります。リアルな競争なので厳しい面もありますが、こうやって認められると堪らないですね。さらに頑張ろうって言う活力になります。

開発の日記は、はてなで書いてます。

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2009-11-16 (Mon)

Ubuntu 9.04 から 9.10 にアップグレード

わりと軽い気持ちでアップグレードしてみたら、ひどい目にあった、記録。

アップグレードの途中で、console-setup ってのがキーボードタイプを聞いてくるんだけど、ラインナップが微妙過ぎてどれ選べばいいのかわかんない。とりあえず、IBM Space Savor を選んでおいた。未だにこれでいいのかわからんす。というか、後述の問題は、これが原因か…?

* 日本語入力

IBus ってのが標準になったらしくて、勝手に切り替わる。uim 使ってるので「システム、システム管理、言語サポート」から uim に戻す。

しかし、今度は uim + firefox で問題が。頻繁に落ちる落ちまくる。 フォーラムによると、ニコ動のマイリストを表示しようとすると100%落ちるって書いてあった。確かに確実に落ちてウケた。

xim 経由で firefox を起動させれば解決できるって書いてあって、確かに解決した。ただ、入力の変換候補がウィンドウの外に表示されるようになって不便だったので、試しに scim を指定したらこっちでも問題なさそうだった。uim やめて scim に乗り換えるべきか?多分 mlterm が uim で動くようになってるから uim 使ってるんだと思うので、ひとまずこの状態で保留。

* 画面の動きがもっさりになった

compiz 使ってるんだけど、エフェクト含めて全体的な描画がものっすごいもっさりになった。glxgears が 300frames 前後の値を出す始末…。xorg の設定とかカーネルモジュールのオプションとか散々いじりまくっても出来なくて、最終的に compiz の設定をいじったら解決した。

CompizConfig の、ユーティリティ → 次善策で「fglrx 使用時の XGL での画面更新の修正」のチェックを外す、と。fglrx は使ってないんだけどなー。

どうやら xorg のビデオアクセラレーションが、これまで EXA だったのが UXA がデフォルトになったようで、その影響みたいですね。EXA は使えなくなったそうな。

最終的に glxgears は 25000frames とか言うようになった。

* キーボードが変

キーボードレイアウトのオプションで、Caps を Control にする設定をしているのと、無変換キーを ALT にしているのとか、どうも挙動が変。ログインした時に切り替えが有効にならない事があったり、サスペンドからの復帰時にクリアされてる事があったり、どっちかはっきりしない。

* いろいろ早くなった様子

無線LANのスループットが上がったっぽいのと、スリープからの復帰が若干早くなってる。

あと Ctrl-ALT-\d でのコンソールの切り替えが早い。kms ってやつの影響?らしいけど、コンソールは、使わないすねぇ…。

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2009-10-28 (Wed)

MacBook Pro 買いました

13インチの安い方。メモリ4GBにしてもらいました。

入れたものメモ。

パッチあてたりしたもの。

そのほか入れたもの。

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2009-10-25 (Sun)

Kindle 買いました

Kindle 国際版が発売されましたね。

以前から気になっていたし、何よりここ一年、iPhone の電子書籍リーダ作りに励んでるってのもあって、Amazon が国際展開を発表した時にすぐ注文しました。でまあ、何日か前に届いて早速たのしくいじってます。

Kindleサンプル

こいつはしかし、E-ink のディスプレイってやつはものっすごく綺麗。まるで液晶に文字が張り付いてるように見えて、描画してる感じがまったくない不思議なディスプレイ。

3Gのローミングは日本でもタダで利用できるっていう太っ腹仕様。ウェブサイトも自由に見れるみたいだけど、日本語が表示出来ないし速度も大して早くないから、ぜんぜん使ってない。

Amazon.com で購入可能な書籍やら雑誌やらは、日本のアカウントから買おうとすると少しだけ高くなってる様子。書籍は大体+$2で、雑誌はまちまちかなあ。新聞が月額+$10くらいだった。この辺がローミング代の回収に使われてるんだと思われる。

新聞や雑誌の定期購読を申し込むと、3G経由で自動的に毎日(毎週)配信されてくるので、いつでも手元の Kindle で最新の記事が読めて便利そう。新聞や雑誌は、US 以外には写真が配信されないらしくて、これは結構マイナス。

貧弱な自分には、ちょっと重たいのがネック。抱き合わせのようにレザーカバーも注文できるようになってたので頼んだんだけど、一緒にすると 400g くらいになる。片手で持つにはちとキツいから裸で使おうか悩み中。

PDF は読みこめない。Mobipocket っていう形式に対応しているので、PDF を変換してやれば一応日本語の PDF も読めるようには出来たけど、試した範囲ではあんまり綺麗に表示されないからワザワザ使うほどでもないかなという感じ。

ただこの辺は、Kindle には色々ハックがあるらしいので、今後情報が出揃ってくれば日本語まわりももっと良くなるんじゃないかと他人に期待してる状態だったりなかったり…。

触っててなかなか楽しいデバイスだし、しばらく読書生活したいなあ。英語あんまわかんねーから、なにか勉強になるようなのとか探さないと。Kindle ストアに児童書がぜんぜん無いんですよねぇ。

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2009-10-02 (Fri)

分散型 BTS を試した

分散型 BTS の SD てのを教えてもらったので、とりあえずインストールと思って試してみました。

上のサイトに、エラーメッセージの事が書いてありますが、Crypt::SSLeay の失敗の時のエラーメッセージは次のような感じでした。

Building cpan-Crypt-SSLeay
build cpan-Crypt-SSLeay configure part failed.
 at bin/shipwright-builder line 549
        main::_install('cpan-Crypt-SSLeay', 'GLOB(0x87deb10)') called at bin/shipwright-builder line 404
        main::install() called at bin/shipwright-builder line 267

ようするに、これ見てもなんもわかんないという。

インストールコマンドを実行したディレクトリに、sdex-15850 みたいなディレクトリが出来てるので、その中に build.log ってファイルが出来てて、そこ見ると本当のエラーが書いてありますので、それを参考にしましょう。

プレゼン資料を見ると、だいたいの感触がわかります。既存のいろんな BTS、例えば Trac やら Redmine に加えて GoogleCode や Github なんかの BTS とも連携できるようになってて、気軽に導入しやすい感じです。

Trac と連携させてみようと思ったけど、Trac0.12 だと同期できなかった。Trac0.11 のサーバに push したら、日本語が文字化けしちゃった。まだ使い方がイマイチわかんないので、これ以上の事は不明です。

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2009-09-18 (Fri)

入門Gitでまじめに勉強した

ISBN:4798023809:images

濱野さんの入門Gitが先行発売されると聞いて、さっそくゲットしました。

git本を執筆中だというのはずいぶん前から聞いてまして、ものすっごく楽しみにしていました。そして、楽しみにしていた甲斐がありました。知らなかった事がたくさん載ってて、特に運用ベースの説明だから実際の利用シーンを思い浮かべながら楽しく読む事ができました。

これまでは、同じく濱野さん著の WEB+DB Press の例の記事くらいの知識しかなくて、branch 便利だなー程度の認識しかありませんでした。本書はその WEB+DB Press をさらに発展させたような、そんな印象があります。説明がより具体的かつ詳細になり、さらに上級のトピック、たとえば歴史の改竄や間違いからの復帰など、非常にお腹いっぱいになりました。

反対に、コマンドの説明があんま無くて結構ドライに感じた部分がありました。どんなコマンドがあってどんなオプションが使えるのか、そういう一覧みたいなものは無いです。この辺は黙って man 読めよ、という事なんでしょうね、きっと。

基礎から応用まで、どんな場合にどんな事をすればいいのか包括的に解説されているので、早く試してみたい事でいっぱいです。

特に感銘を受けた箇所

  • Chapter13. リモートリポジトリ定義 - どのブランチにも属さない状態について P.229 に書いてある。使い所を聞くと納得の機能。
  • Chapter15. 歴史の2分探索 - いつのまにか入ったバグを改修するために、過去のコミットをチェックアウトしながら動作チェックしていく、のを効率よくやる仕組みが組み込まれてるんですって!すごいよ bisect。
  • Chapter16. 間違いからの回復 - 特に P.283 の reflog が素晴らしい。どんなミスをしても、確実に undo 出来るって事になるのかな。

結論: git 便利過ぎて死にそう。

ふ [最後の方にマニュアル的なリストをつけることも考えなかったわけではありません。でも、お金払った本...]
takayama [コメントありがとうございます。よくわかりました。configの説明もあっさりしてたので、多分そ...]

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2009-09-12 (Sat)

Shibuya.trac4.5 に行ってきました

Shibuya.trac第4.5回勉強会 に参加してきました。

今回も、Oかもとさんマジックにより発表する事になったので、先日出た第二版 のことと、次の0.12に入る機能、翻訳作業してる人いなくね?って話をしてきました。いい加減しゃべくりスキルを上げないとそろそろマジでヤバいと思われる感じで、ほんとごめんなさいごめんなさい。

この第4.5回は、TiDD(チケット駆動開発)がメインでした。最近は iPhone アプリ開発ばっかりやってますが、なるべくチケットを登録するようにしながら作業を進めているので、とてもためになる話がたくさん聞けました。

特にパネルディスカッションがおもしろかった!KPTベースで TiDD のふりかえりをしたわけですが、実際の現場のお話しは非常に参考になります。一生懸命メモってましたが、やすいさんが パネルディスカッションのログ として素晴らしくまとめて下さってるので、詳しくはこちらを参照すると良いです。

私もめんどくさがりなので、ちょっとした事だとついついチケットの登録をサボりがちなんですが、ここら辺はもうちょっと改めないとなーと感じました。

実は、会場の入口付近や中に入ってからもスーツ率がすごい高くて、自分の場違いな感じがなんともドギマギでしたよ。みなさん会社で Trac を使ってるとかこれから使い始めるとか、現状を改善したいとか、ほんとそう言う真剣な人が多かったようです。ダラダラ生きてる自分の戒めにもなり、刺激になりました。

毎回こんな密度の濃い勉強会を開催してくださり、スタッフの方々には頭が上がりません。参加者の方も、みなさんありがとうございました!

14:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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