■ 青空キンドルの利用回数が1万回を越えました
国際版 KindleDX の登場でますます盛り上がる Kindle 界。私も青空文庫の書籍を Kindle2 の方で読みやすい PDF に変換する 青空キンドル なんてものを作りましたが、こいつの変換回数が1万回を越えましたので、ちょっとデータをまとめてみます。(2010.01.27 08:26現在)
- ログ取得開始: 2009.12.02 15:24
- ログ取得期間: 57日
- 変換回数: 10150回
- 一日平均: 178回/日
- 変換された作品の種類: 2507冊
IPアドレスベースですが、利用者数とか。
- 利用者数推定: 1399人
- 平均変換回数: 7.25回/人
この中で、1回しか使ってないよって人が483人いるので除いてみた。
- 利用者数推定: 916人
- 平均変換回数: 10.55回/人
でもって、人気ランキング。変換トップ10です。
- 213回 我輩は猫である (夏目漱石)
- 190回 こころ (夏目漱石)
- 148回 ヴィヨンの妻 (太宰治)
- 136回 人間失格 (太宰治)
- 130回 坊ちゃん (夏目漱石)
- 130回 ドグラ・マグラ (夢野久作)
- 121回 蟹工船 (小林多喜二)
- 119回 三四郎 (夏目漱石)
- 102回 学問のすすめ (福沢諭吉)
- 77回 それから (夏目漱石)
夏目漱石人気ありすぎワロタ。青空文庫が公開している アクセスランキング2009年版 なんかと見比べてみるのもおもしろい。青空文庫の中でも屈指の長編である「我輩は猫である」がトップにきてるが、ダウンロードした人はほんと最後まで読んだのか、Kindle で日本語長文を読むのはいけてるのか、実際に読みきった人の意見が聞いてみたいですね。私は短篇をいくつか読んだくらいです。
青空文庫は8000冊以上登録されてるんですが、その中の2500冊もの作品が変換されてるってのもなかなか幅広くて、利用者層も色々なのかなとか想像しますが、わかんないけど。
でもって、変換回数の日別グラフも作ってみました。
最初にデカいピークがきてますが、kengo さんが紹介してくれた*1影響です。これがあったから、急ピッチで完成させたってのがありますが。他にもいろんな所で紹介してもらったりとかあるんですが、あまり大きな変化はなく、ほそぼそと使われてる感じです。
古典しかない青空文庫&Kindleと言う割とマイナーだと思われるデバイスでこんだけ利用されてるってのも、電子書籍の需要は結構なもんなんじゃないかなーと思うんですよ。先日は日本語の漫画が登場して大いに盛り上がりました*2。日本の出版社ものんびりしてると乗り遅れるので、ぜひ頑張ってもらいたいものです。
自分はこんな事してないで、早く DX で見やすく対応させろって感じですね。あと文字サイズ変更もね。やりたい。頑張ります。とか、のんびりしてるうちに、公式で日本語対応+もっと便利な変換サービスが出たりしてね。
Posted by Kyosuke Takayama at 2010-01-27 (Wed) 10:08 printable version
1) おる (2010-03-26 (Fri) 01:04)
青空キンドルが、テキスト変換にも対応してました。
ありがとうございます。
DX用にスタイルいじってごそごそやってみましたが、ウィンドウズだと面倒でした。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/88472.zip
-s{normal|small|large} 青空キンドルのフォント指定
-m{normal|dangumi|kaiten|auto} 表示モード
normal:
1ページ1画面。小説だと視点移動大きすぎて読みにくい。
dangumi:
1ページ2段。青空キンドルのDXオプション。
kaiten:
横にしたときに、A5見開きっぽいイメージ。
中央に分離があると文庫を開いたイメージになるんだけど。
auto:
オートローテーションを有効にしたときに、縦だと段組、横だと拡大表示。
縦の時に無駄があるけど文字が簡単に拡大できるので年寄りには便利w