2007-04-21 (Sat)

redMine をいじる

redMine 使ってみる の続きです。

プロジェクトに関する機能を、ちょっと触ってみました。

* プロジェクト登録

まずはプロジェクトを登録しないと始まりません。 管理者アカウントで簡単にプロジェクトの登録が出来ます。 名前を決めて、リポジトリの URL を入れてと言った具合で、別にどうと言う事はないです。 ローカルだけじゃなく、ネットワーク越しのプロジェクトも登録出来るので、何かと融通が効きます。

新しいプロジェクトを登録したら、そのプロジェクトに所属するユーザを指定する事になります。 自分が所属しているプロジェクトにしかバグ報告とか出来ないので、細かく利用者権限を振り分ける事が出来るようになっています。

所属ユーザを変更する場合は「プロジェクト」から該当のプロジェクトを選択し、「設定」の「メンバー」を選びます。追加するユーザには「管理者」とか「開発者」とか、権限を指定する事が出来ます。 この権限については「管理」の「ロールと権限」で設定出来まして、カテゴリが追加出来るのかとか、Wiki が削除出来るのかとか、かなり細かい権限を設定する事が出来るようになっています。 まぁ初期状態で用意されている「管理者」「開発者」「報告者」で大抵は足りると思いますが。

プロジェクト自体を非公開にして、所属メンバーのみに公開するような設定も出来るので、多人数でコラボレーションする場合にも安心して利用出来るような気がします。

* issue 管理

では登録したプロジェクトを使って遊んでいきましょう。

やっぱメインはバグトラッキングですよね。 カレンダやガントチャートなど、時間に関する機能が充実している感じです。

新しい「問題」を登録すると、設定されているワークフローに従ってステータスを変更していき、順に処理を行なう流れになっているようです。

ここで言うワークフローは、管理者アカウントで「問題トラッキング」→「ワークフロー」で設定した「状態」ステータスの管理方法です。 初期状態だと「新規」から「終了」までぶっ飛べますが、設定次第で「解決」のステータスを経由しないと「終了」には行けないようにも出来るし、結構柔軟に設定が可能です。

「時間を記録」をクリックすると、作業時間を記録しておく事が出来るようです。 こまめに時間管理したいような人はいいんじゃないでしょうか。

「作業の期限」を指定しておくとガントチャートにも反映されるし、進捗状況も自分で指定出来たり至れり尽くせり。 項目が足りないと思ったら、「カスタムフィールド」から簡単に追加出来ますし、issue 管理に関しては、もう必要な機能はほぼ揃っていると言えますね。

カレンダが ical を吐き出すようになってくれれば、Google Calendar なんかを連携出来そうなので、追加されたら嬉しいですね。

* ロードマップ

「設定」から新しい「バージョン」を登録すると、それが「ロードマップ」として扱われるようになります。 「問題」を登録する時に「バージョン」を指定するようにしておけば、ここのロードマップで簡単に確認が出来るような、そんな機能です。

* SVNリポジトリ

単なるリポジトリブラウザなんだけど、正直ここが不満です。 素の subversion の WebDAV に差分とログが見れる機能がついたくらいか。ブラウザ上でコードも画像も確認出来ないのは結構不便に感じます。

* そのほか

「文書」ってのが良くわからん。 Wiki でよくね? 「ニュース」は多分管理者からの連絡事項として使ったりするんでしょう。

「検索」はリポジトリのログも対象になっているので、何気に便利です。

* 感想

今まで trac ラブな身でしたが、redMine は複数のプロジェクトが管理出来るのと、コマンドラインを使わなくて良いので、乗り換えようかと考えています。

私の場合はプロジェクト毎にリポジトリを分けてるので、それぞれのプロジェクトの情報が切り替えやすい redMine の方が使い易そうに見えます。なんだかんだ行ってウェブ上で管理出来るのも楽ですしね。 redMine の調子が良さそうならもう躊躇する理由もあんまりありません。

問題は subversion と trac とで認証を共有するためにダイジェスト認証を使っていたのが、意味なくなってしまった事でしょうか…。 これ何とかうまく出来ないもんかなぁ。

Posted by Kyosuke Takayama at 2007-04-21 (Sat) 00:08 printable version

この記事へのコメント

1) hide (2008-04-06 (Sun) 23:21)

「文書」は、プロプラな開発の場合に設計書やテスト項目票を登録するのに使えます。
Wikiだと納品物としてはちょっとね。
OSSならWikiだけで完結というのも可能なんでしょう。

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