■ deb パッケージの再構築方法
Last Update: 2003--0-2- (Fri) 27: 0
Debian 用のパッケージの再構築方法です。パッチをあてたりする時に必要になるので覚えておきましょう。
パッケージの再構築を行なうのには、予めいくつかのパッケージが必要です。先にインストールしておきましょう。
$ apt-get install dpkg-dev devscripts
また、apt-line に deb-src が入っている必要がありますので確認して下さい。(See. APT HOWTO)
今回は zsh の euc パッチ?をあてます。まずは、作業ディレクトリを作成しましょう。
$ mkdir /usr/local/apt-src $ mkdir /usr/local/apt-src/zsh $ cd /usr/local/apt-src/zsh/
パッチを落としてきて、展開します。
$ wget http://www.ono.org/software/zsh-euc/zsh-4.0.6-euc-0.1.patch.gz $ gzip -d zsh-4.0.6-euc-0.1.patch.gz
次に、zsh の Debian ソースを落としてきます。
$ apt-get source zsh $ cd zsh-4.0.6/
落としてきたソースにパッチをあてましょう。
$ patch -p1 < ../zsh-4.0.6-euc-0.1.patch
新しく作成するパッケージの Changelog を変更します。
$ dch -i
このままだとリビジョン名は、元の番号を1つ増やしたものになりますが、カスタマイズ版であることがわかるようにして方がいいでしょう (「-1custom1.0」など)。「*」の後ろには後で変更した内容がわかるように記述しておきます。
Changelog が出来たらパッケージをビルドします。
$ debuild -us -uc -d
ビルドが終わると、カスタマイズ済みの deb パッケージが出来上がっているので、インストールしましょう。
$ cd .. $ dpkg -i *.deb
以上です。
Posted by Kyosuke Takayama at 2003-02-27 (Thu) 09:28 printable version