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2010-12-02 (Thu)

Thinkpad から MacBook Air へ移行して一ヶ月まとめ

まとめ書くブームに完全に乗り遅れましたが、10月に発表された MacBook Air を、それはもうすごい早さで購入して、仕事環境は全部こっちで出来るように移行しました。これまではThinkpadにUbuntu入れてウェブプログラムやってましたが、最近iPhoneアプリ開発ばっかりやってるので、Macメインな環境にしたいなーと思ってて、持ち運びがしやすいAirをずっと待ち望んでたので感無量です。

週二回くらい持ち運ぶ感じなので、そこまで軽くなくてもいいでしょうと13インチを選択。メモリとかスペックはマックス構成にしましたよ。イェーイ!

いや〜、それにしても薄くていいっすねー。バッテリもすごいもつし。あとは黒縁でアンチグレアな液晶のタイプがあればなーと思わずにいられません。

* トラックポイントからトラックパッドへ

Thinkpadのトラックポイント超便利で大好きです。VaioC1の頃から考えると、もうかれこれ10年くらいはお世話になってるんですね。お陰で他メーカーのマシンに移行する気がまったく起きなくて…。特に重要なのは、第三ボタンの存在。ターミナル上で第三ボタンを押すとペーストされるのがずごい便利で文字選択のヤンクと組み合わせて最高な環境だと思ってます。

なので、この部分が一番障害だよなーと心配だったわけですけども、まあ結構慣れましたよトラックパッド。ジェスチャと慣性スクロールがいいですね。Thinkpadだとマウス無しはキツイナーって感じでしたが、Macだとトラックパッドだけでほぼ問題ないから外で作業するのもわりと快適。

* JISキーボードからUSキーボードへ

いままでJISキーボードを使っていましたが、今回なんとなくノリでUSキーボードにチャレンジしてみることにしました。vimを使ってる時間がかなり長いわけですが、英語圏で開発されたソフトなので、やっぱUSキーボードの方が使いやすいんだろうなーと前から漠然と思っていたので挑戦です。

……記号の位置が全然違うので、まだあんまり慣れていません。* とか ^ とかよく使うのに遠くなって正直不便。

あとreturnキーが近くて良いって聞くけど、使う前は「そんな変わらんでしょ、しかも小さいし」とか思ってましたゴメンナサイ。これはね、大分違いますな。いまJISキーボード触るとreturnが遠くてビビる。今のところよくなったと感じるのはそのくらいかなあ。コロンがどうしても使いにくいのでKeyRemap4MacBookで : と ' をスワップしちゃいました。へたれですまん。

* いまの不満

デュアルディスプレイがさ、ちょっと使いにくいんじゃないかと思うんですよ。サブディスプレイ上でFinderのファイルコピーする時に、上書き確認のダイアログがメインディスプレイに出た時はなんじゃこれと思いましたね。メニューも基本的にウィンドウから離れたどっか遠くにあるし。DejaMenuとかまだ使ってないけどこれで解決するかな。

UbuntuかX Window Systemかウィンドウマネージャかよくわかんないけど、ALTドラッグでウィンドウを移動して、ALT右ドラッグでウィンドウサイズを変更出来るって言う革命的に便利な機能があるんですよ。これの代替手段になりそうなのが見付からないのよね。2年前からちょくちょく探してるんだけど、満足いくものが見付からない。Zooom ってのがよさそうな感じだったんだけど、確か前に試した時はリサイズがスムーズじゃなかったような気がした。また試してみようかな。

最後に、Spotlightからのショートカットがすごい便利なんだけど、この中にVMWareの中のソフトが紛れてることがあって、間違えて選択するとVMWareが立ち上がってうざいのなんのって…。これリストから外す方法ないのかな。

* 使ってるソフトウェア

こんなの使ってますよーってことで。

  • MacVim - Xcodeのエディタを使わないでvimを使うくらい好きです cocoa.vim++
  • iPhoneSDK with Xcode
  • PhoneDisk - iPhoneをつなぐと開発用アプリのDocumentディレクトリがマウントできて直接触れるので便利
  • Firefox
  • Google chrome - 乗り換えようと思ったけど、まだFirefox使ってる。
  • Dropbox
  • Skype
  • かわせみ - 日本語入力ソフト。MBPで使ってたのでライセンスを移動。ATOKも試してみたいと思っている
  • TweetDeck - Twitterクライアント。Ubuntuで使っててカラム表示便利なのでそのまま移行。AIRアプリは基本ユニバーサルだからこういう時いいよね
  • Pixelmator - 画像編集ソフトのおすすめを聞くと圧倒的に人気なのがこのソフト。Ubuntuではgimp使ってたけどMac版はいまいちそうだったので乗り換え。日本語化もされてる→サイト
  • iTerm2 - ターミナルクライアント。Macはターミナルクライアントの選択肢があんまりないっすなあ。キーバインド指定出来るから、CMDキーをメタキーのように使えるように割り当てて使ってます
  • MacPorts - Unix系のソフト入れるのに使う
  • IP Messenger - 某社で社内の連絡はこれを使うので
  • iWork - KeyNote目当て
  • OpenOffice.org - MSOffice for Macを買う気にはならないので、今まで通りOpenOfficeで見る。Linuxと使い勝手変わんないので助かる
  • VMWare Fusion - たまにWindowsでIE使ったりすることがあるんで。Linuxで使ってたイメージは移動できるんかな
  • FloatingStat - CPUやネットワークの使用状況を手軽に見るソフト。いままではGkrellmを愛用してたんだけどX使うのやなんで。これあると、無限ループになったときとか何かのソフトが暴走してるとかすぐわかって便利
  • SynergyKM
  • Growl - Growl超いいっす
  • Snippets - コードスニペットツール。F12からすぐペースト出来るから便利
  • KeyRemap4MacBook - キーボードを自由にいじれる感じのソフト。今見たら上の方で書いた : と ' のスワップにしか使ってなかった
  • Witch - Cmd-Tabの切り替えを便利にするやつ。ウィンドウリストじゃなくて、実際のウィンドウがアクティベイトしながら切り替わってくれるソフトないかな?

MacPortsからは、gitとかcoreutilsとか。最初、ターミナルの操作でmvやcpコマンドの動きがだいぶ違う感じでフォルダをmvしてるのに、中身が出ちゃったりとかよくわかんない感じだったんだけど、coreutilsを入れてgmvとかgcpとかをエイリアスしたら意図通りに動くようになりました。

* 最後に

Macいいっすなー。液晶がすごいキレイだよね。もともと初めて買ったコンピュータはMacの…LC630っていう懐かしい機種だったりして、そうそう6色iMacが出たときはマックワールドエキスポ行ったりもしたし、Macは好きなので戻ってこれて嬉しいですね。特にiPhoneとかと連携するソフトウェアとか、いままではさっぱり使えなかったけど、これからは世界が広がるのが期待出来ますなー。手始めに1Passwordを使えるようにしないとね。

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2010-12-21 (Tue)

ダイヤモンド社からダイヤモンドブックスというアプリをリリースしました

書店型の電子書籍アプリケーション、ダイヤモンドブックスがリリースとなりました。

ダイヤモンド社の電子書籍が手軽に読める、iPhone/iPad 向けのアプリケーションです。

上のサイトの動画とか良く出来ていて、一通りの使い方やらを体験できます。使ってみたくなりますね。アプリのアイコンも結構おもしろく、なんていうか立体的なんですよ。3Dなアイコンはあまり見かけないので、目をひきます。

とまあ、宣伝だけだと残念な感じなので、これってどのくらいの期間で作ったのか?っていうのに興味ある方もいらっしゃるかもしれないので、ちょっと書いてみます。

確か8月くらいからダイヤモンド社の電子書籍チームのみなさんとデザインを考えはじめて、あーだこーだこうなってないとおかしいやらなんやら言いあって、だいたい9月頭頃からプログラムを触りはじめました。

約1ヶ月でiPhone版のプロトタイプがほぼ出来上がって、そのままiPad対応のユニバーサル化へ。ユニバーサル化は予想より大分時間がかかった感じだけど、2週間強でほぼiPhoneと同じように動くように。

その後、課金サービス(これは外部のASPサービスを利用)の方で機能を追加してもらったり、試し読みとか絶対無いと不便だよね〜、と機能を追加したり、ブラッシュアップを重ねて12月の頭に申請して20日にリリースとなりましたとさ。

いまは機能追加とかは少し休んでますが、落ち着いたらさらなるバージョンアップへ向けて動き出します。いろいろ要望もたまってますしね。昨日は、電子書籍の有名人(?)とも会ったりして楽しい話を聞けたりしました。色々コラボ出来たりすると面白いよなあとか思いながら、来年へ向けてこの勢いを衰えさせないように頑張っていきたいと思います。

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