TD-Board スクリプト解説

$Date: 2004/06/01 02:24:25 $

■ ライセンス

修正BSDライセンスとします。 (日本語参考訳)
好きなように使用して下さい。

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■ ファイル構成と設置方法

赤字以外の部分はアップしたままで大丈夫なはずです。
必要に応じて、tdboard.cgi の、一行目のPerlのパスをサーバー指定のものに変更して下さい。
#!/usr/bin/speedy は SpeedyCGI 環境で使いたい人が書き換え易いように書いてあるだけです。
不要な方は削除してしまっても全く問題はありません。

0755 tdboard.cgi
0755 data/
0755 init/
0644 init/init_.cgi
0644 init/init_try.cgi
0755 theme/
0644 theme/*.css

tdboard.cgi にアクセスすれば、データディレクトリが自動的に作成されて、運用が可能となります。
データが作成されない場合は、./data/ のパーミッションを0777にし、tdboard.cgi 初めの方にある「ディレクトリパーミッション」を 0777に変更して試してみて下さい。

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■ 基本設定

tdboard.cgi 上部で、根本的な動作の設定を行う事が出来ます。
必要に応じて修正を加えて下さい。

$SCRIPT
スクリプトのファイル名です。
デフォルトは tdboard.cgi
CGI の名前を変えて使いたい時に変更して下さい。

$DATA
データ保存用のディレクトリです。
全てのデータは、このディレクトリ以下に収められる事になります。
デフォルトは data
ブラウザからデータフォルダの中身が表示されてしまう環境の場合は、変更する事をオススメします。

$INIT_DIR
各掲示板の設定ファイルが保持されるディレクトリです。
デフォルトは init
特に変更する必要はないと思います。

$THEME_DIR
テーマ設定用の CSS が保持されるディレクトリです。
デフォルトは ./theme/
@nifty のような、CGI と HTML を別々に設置する必要があるサーバの場合、
ここに http からのアドレスを書きましょう。

$DIR_PER
自動的に作成される全てのディレクトリのパーミッションです。
デフォルトは 0755
可能なら、0754 等にしましょう。ブラウザから表示する事が出来なくなりますので、セキュリティ上安心です。

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■ initファイル設定

init/init_*.cgi の中身を、テキストエディタで開いて変更する事により、設定を行う事が可能です。
特に、管理者パスワードは必ず設定して下さい。

以下に各項目の説明を記載致します。
※見ればわかるものは省きます。
赤字が説明書きです。


# 過去ログ 1ファイルに保存する数
$init{'past_max_thread'}
過去ログ一つに対する保存スレッド数です。
あまり多くし過ぎると、過去ログのスレッド一覧を表示させるのに負担が掛かります。

# 管理者パスワード
$init{'admin_pass'}
管理者権限で投稿の削除、IPアドレスを表示する為のパスワードです。
他の人にばれないように注意しましょう。

# CSSファイル名
$init{'css'}
掲示板のデザインに使用するファイル名です。
theme ディレクトリに入っているファイルから選択出来ます。
※theme/blue.css を選択する場合は、blue と書き、theme/green.css を選択する場合は green とお書き下さい。

# データディレクトリを指定したい場合
$init{'data_dir'}
もし直接データが保持されているディレクトリを指定したい場合はここで設定して下さい。

# レス可能最大数
$init{'max_res'}
1スレッドに対する最大レス数です。
あまり多くし過ぎると、サーバーに対する負担が増えます。
ここを 0 に設定しておくと、新規スレッドも立てられなくなり、凍結状態とする事が出来ます。

# 保存スレッド数
$init{'max_thread'}
このスレッド数をオーバーすると、古い方から順に過去ログになります。
運用中に変更すると、おかしくなる場合があります。

# トップページに表示するスレッド数
$init{'top_thread'}
掲示板のトップ画面を表示した際に表示する、スレッドのリンク数です。

# トップ画面でのレス表示件数
$init{'max_msg_view'}
トップ画面下部に表示する、投稿内容表示数です。
これも、あまり多くし過ぎるとサーバーの負担が増えます。

# 同一IPアドレスによる連続投稿制限秒数の基準値
$init{'ip_time'}
$init{'ip_count'}
ip_count個のIPアドレスを保持しておき、新規投稿を行う際に、
投稿者のIPアドレスの数のip_time乗の秒数が経過していないと投稿できないようにする仕組みです。
ip_countが7で、ip_timeが3の場合を例にして具体的に説明します。
過去7回分の投稿のうち、3回投稿を行っている場合は、次に投稿出来るのは3*3*3=27秒後になります。
7回連続投稿した場合は、3*3*3*3*3*3*3=2187秒(36分!)経過しないと投稿出来ません。
荒らし対策にどうぞ。
わからなければ、デフォルトのままでいいでしょう。

# IDの表示 $init{'id'}
自作自演対策で使用する、IDの表示設定を切り替えられます。
1で表示、0で非表示です。


設定は以上となります。

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■ initファイル複製

init ディレクトリに「init_*.cgi」というファイルを用意する事により、掲示板の数をいくつでも増やせます。
*印には、好きな英数字が入れられます。(例:init_abc.cgi)

この場合、掲示板へのアクセスは tdboard.cgi?d=* という形となります。
(上記例の場合は、tdboard.cgi?d=abc)

内容は、init/init_.cgi をコピーし、それを後から編集する形にする方がいいでしょう。
作成し、サーバーへアップロードが出来たら tdboard.cgi?d=* にアクセスしてみて下さい。
データディレクトリが作成されれば完了です。

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■ デザインの変更

基本的なデザインは、css ファイルを修正する事で変更する事が可能です。
もし、別のファイルとして用意する場合は、init/init_*.cgi の「# CSSファイル名」を変更しておくのも忘れないようにしましょう。

base.css は必ず読み込まれる設定ファイルです。
後述する tDiary のテーマを使用した際に、tDiary 側では存在しないクラスがあるので、それらの補助用に設置してあります。

数多くある tDiaryのテーマ を使用する事も可能です。
ほぼそのまま使用する事が可能ですが、個人的に div.section p の line-height は掲示板には不要な気がするのでお好みで調整して下さい。
ちなみに、TD-Board で tDiary のテーマを使用した際の サンプル もありますのでどうぞご確認下さい。

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